2020/1/1(水)

岐阜新聞の新年号特別企画「岐阜リーダーズボイス2020」に掲載されました。


リーダーズボイス2020

カネ井青果株式会社
代表取締役社長 藤井雅人氏

魅力的な人育てる企業目指す

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-昨年はどんな一年でしたか。
 増税や自然災害等で、農産物流通に携わる私たちにも厳しい環境でしたがカネ井青果グループ6社のそれぞれの成すべき役割と重要性を再認識できた一年でした。基盤である岐阜本社含む名古屋カネ井青果と長野大同青果では市場本来の機能である集荷、価格形成分荷、配送などの機能を卸会社と共に見直し、市場を活性化させて、市場の確固たる立場を作り上げることが必要不可欠であると確信を持てました。

 -仲卸業を本業としながら、店舗の運営にも力を入れていますね。
 挑戦することでしか得られないもの期間限定の店舗運営はその一つです。JR岐阜駅、高蔵寺駅に次いで、昨年4月は大垣駅にも店舗を設けました。今年も新しく2店舗を出店予定です。売り場に立ってお客さまとコミュニケーションをとれば、求めてみえるもの「本質」が見えてきます。毎朝市場で目利き力を養って、プロとして自分がほれ込んだ商品だけ販売する。自信を持ってお客さまと接することで必ずやお客さまにも届きます。ときには産地生産者の思いをお伝えすることもありこれも仲卸の重要な役割と捉えます。今後も私どもになくてはならない産地生産者を広くアピールする場所、また扱っている商品の評価の場所としても大いに活用していきたいと思います。

 -東京の拠点の状況は。
 全国各地のさまざまな商品が集まる日本一の大田市場に拠点があります。卸会社に導いていただきながら、従来お付き合いのなかった産地や生産者と良好な関係づくりや新たな農産物流通その組み立てを学んでおります。

 -新年の抱負をお聞かせください。
 お客さまはもちろん、商品を供給していただいている市場や産地、物流を担ってくれる人々、すべての人に信頼される会社を目指します。そのためにカネ井青果グループ6社が、魅力的な「人」を育てる企業でありたい。